緊張すると口臭がひどくなる!主に唾液分泌量の減少が原因

誰にでも起こり得る口臭の種類
普段は気にならないのに、緊張やストレスを感じると口臭がきつくなることがあります。これは「生理的口臭」という誰にでも起こり得る口臭のひとつで、起床直後や空腹時などに発生しやすいと言われています。生理的口臭というのは病的なものではなく、体調や精神的なコンディションなどが影響して時々口臭を感じる程度で、周囲をいつも不快にさせるレベルではありません。
緊張するとなぜ口臭がきつくなるのか
緊張やストレスなどからくる生理的口臭がなぜ発生するかというと、「口の中の乾き」というのが大きな要因です。唾液には口の中の雑菌の繁殖を抑えるという役割があり、唾液の分泌量は自律神経がコントロールしています。緊張やストレスを感じると交感神経が活性化して、自然と唾液の分泌量が減少します。唾液が少なくなると口の中にいる雑菌が繁殖しやすくなり、口臭の元となってしまうのです。
緊張による口臭を防ぐポイント
口の中が乾いた状態が続くと口臭もきつくなりがちなので、なるべく水分を補給したり唾液の分泌を促すなどして雑菌の繁殖を抑えることが大切です。例えば、緊張しやすいプレゼンテーションや大事な商談の前にガムを噛んだり、歯を磨いたりするというのもひとつの有効な方法です。このとき、ガムは砂糖が入っていないものがオススメです。また、歯磨きについては口腔内環境を整える働きのあるなた豆という植物エキスが入ったものを使うとより効果的です。