歯石を除去しないとどうなるの?歯石放置で起こる危険とは

口内細菌のかたまりである歯垢が石灰化してできる歯石。歯磨きで落ちなかった歯垢は2~3日程度で固い歯石になっていきます。鏡で口内をチェックしても見づらい場所にできやすく、特に痛みもないため歯石をそのまま放置している人もいますが、これはとても危険なことです。ここで歯石を放置しておくことで起こるトラブルについて詳しく説明しましょう。
歯石をそのまままにしておくと歯を失うことに?
歯石は細菌のかたまりであるため、そのままにしておくと口臭がひどくなるだけではなく歯周病の原因となることや、歯周病を悪化させることにもなりかねません。その結果、歯が抜けやすくなり将来的に入れ歯や差し歯にしなくてはならなくなってしまいます。
また歯石を放置することで、歯周病が進行すると心臓発作が起こりやすくなるという報告もあるようです。歯を失うだけではなく、体全体の健康に影響を与えてしまうのです。さらに歯石は見える部分だけではなく、歯周ポケットの内部につくこともあります。また長年、歯石を放置して巨大化しているケースではすべての歯を抜歯しなければならないというケースもあるのだそうです。
歯石は定期的にプロの手で除去してもらう!
歯を磨いたあとに舌で歯の表面をさわってみてください。歯石がついている歯はザラッとしています。歯垢はツルツルの部分よりもザラついた部分につきやすいので、歯石をそのままにしておくと歯垢がつきやすくなりさらに歯石が大きくなっていくことになります。
ついてしまった歯石は歯磨きで落とすことはできません。歯がざらざらしてきたなと感じたら、早めに歯科医院で歯石を除去してもらいましょう。