歯周病は一体どうやって治すの?治し方の種類と方法

自分の口臭をチェックする方法
人とコミュニケーションを取る時、たまに相手の口臭が気になることってありますよね。そんな時、「自分は口のニオイ、大丈夫かな」と思いませんか?でも、普通に話しているだけでは自分の口の臭いはよく分かりません。それは、人間には自分が発する臭いには慣れてしまう傾向があるためです。口と鼻は至近距離にあるにも関わらず、慣れてしまうので、客観的には悪臭でも気にならないのです。
では、自分の口臭はどのようにチェックすれば良いでしょうか。最も簡単な方法として、口に手をあてながら息をしてみるというやり方がありますが、それだけではあまり客観的に嗅いだことにはなりません。例えば、次のような口臭チェック方法があるので、気になる人は試してみてください。
- 手の甲を舐めて、少し時間をおいて嗅いでみる
- デンタルフロスや歯間ブラシに付いた歯垢を嗅いでみる
- 口臭測定器で客観的な値を知る(通販などで購入できます)
この他にも、舌の表面が白くなっている人は要注意。白い舌苔は細菌が溜まっている状態で口臭の原因になります。自分ではあまり気づかないからこそ、普段から口臭対策は習慣づけておきたいものです。日々の体調やストレス、加齢によって口臭はキツくなることが多いので、社会生活を続けて行く上で口臭対策は永遠のテーマかもしれませんね。
手軽なブレスケア商品の役割
他人の臭いのうち、口臭が気になる人8割以上いると言われているほど、口臭は人ごとではありません。口臭対策・ブレスケアに良いとされるガムや清涼カプセルなど手軽にケアできる商品を数多く目にするように、それだけ口臭を気にしている人も多いということです。
ただ、ガムや清涼カプセル、タブレットといったブレスケア商品は、あくまでも一時的なマスキング効果に優れているものと認識しておきましょう。例えば、ニンニクなどニオイが強い食べ物やアルコールを摂取した後や、緊張で口が乾いた時などに、胃の中の物を消臭したり、噛むことで唾液の分泌を促すといった役割があります。確かに、刺激の強い胃の残留物が臭いの原因となったり、唾液が足りないことで細菌が繁殖しやすくなることはあるため、一時的な口臭エチケットのひとつの手段としては効果的です。
また、口をゆすぐマウスウォッシュ(洗口剤)も、口の中を洗浄して臭いの元を洗い流すという効果がありますが、根本的なものではありません。
口臭サプリメントの種類
口臭対策のためのサプリメントがあるのをご存知ですか?サプリメントというと栄養補給というイメージがありますが、さまざまな口臭の原因に働きかけるサプリメントも、手軽にブレスケアできる商品として人気があります。口臭サプリメントにはいくつかタイプがあり、口臭の種類に合わせて成分や効果が異なります。
- ミントなどの香料で臭いを緩和させるタイプ
- カテキンや柿渋エキスなどが臭いの元に作用して消臭するタイプ
- ビタミンCやオルニチン、コエンザイムQ10、葉酸が歯周病など悪化した口内環境に作用するタイ
- 乳酸菌やビタミンB、C、E、D、ミネラルが胃腸など体調を整えるタイプ
ここで注意したいのは、あくまでも口臭サプリは口臭を改善させるために補助的な役割を担うものであるという点です。上記のように、口臭サプリには栄養補助食品に見られるような成分が配合されている場合が多いのが分かります。
つまり、口臭サプリは、薬のように急激に効果を発揮したり根本治療ができるものではなく、臭いをマスキングしたり、口臭がしにくいように体の機能を高めるというのが主な役割となります。そういう意味では、その他のブレスケア商品のように一過性のものと同じだと思いますが、実はそれとも少し違います。
口臭サプリが効かない口臭とは?
まず前提として、口臭サプリは薬のように即効性のあるものではないので、栄養補助食品のように飲み続けることが大切になってきます。また、上記のように口臭の種類に合わせたタイプのサプリを摂取しなければ意味がありません。
特に、食べ物などによる一時的な口臭や、胃腸の調子が悪いといった体調不良が原因で口臭がキツくなっているケースでは、口臭サプリの効果がより期待できます。サプリに含まれている体の調子を整える成分や消臭成分が、口臭サプリを飲み続けることで徐々に作用し、口臭が軽減されていくのです。
とはいえ、口臭の原因はそれだけではありません。歯周病や虫歯、ドライマウスといった口腔疾患や、蓄膿症など鼻やのどの疾患が原因となる「病的口臭」と呼ばれる種類には口臭サプリの効果は期待できません。口内環境に作用するタイプもありますが、あくまでも補助的な役割で、口臭サプリだけで改善できるものではありません。
口臭は期待はずれという人もいれば、効果が出たという人もいます。効果が出た人は、口臭サプリのタイプがその人の口臭の原因に合っていたということと、用法どおりきちんと飲み続けた結果の表れかもしれません。